Wood Deck■1 天然塗装


数日前より漸くウッドデッキづくりに着工しました。でも、なんか地味な作業。ひたすら静かにバーナーで材を焼いております。
今は、よく雑誌とかで見かける”ハードウッド”というのが出回っているようで、公共工事なんかにも使われるこれらの木材は、無塗装でも30年程もち、DIYでデッキを制作される方たちに人気のようです。私もせっかく作るのだから、是非奮発してハードウッドで作ろう!と当初は思っていたのですが、これらハードウッドの多くは南洋材で日本のものではありません。丁度その頃、フェイスブックで友人が東南アジアでの森林伐採についての記事を載せたのです。アマゾンや東南アジアではどんどん木が伐採され、森が消えています。。。それは、そこだけで起こっていることではなく、ひいては地球全体のことなのです。全ては繋がっているのですからそこだけってことは無くて、(そこだけならいいってことではないですが)やっぱり今回の家づくりのコンセプトから行くと、日本の家には日本の木材を使うというのがやっぱりしっくりくるな〜と思い直し、今回は”桧”で作ることにしました。大工さんに頼むと大体桧を使って作ってくれます。”栗”という選択肢もあったのですが、広葉樹の栗の木は長い材が取れないので今回のデッキでは諦めました。
その”桧”の材を今焼いているところです。普段だったら、防蟻用の強い薬を塗ったあとに何かしらの塗装をするのですが、今回の私の実験は、焼いて表面を炭加工し、腐朽菌を付きにくくし、その後柿渋を塗って防水とする。というものです。いつも失敗しているけれど、それこそが経験になるのでむしろ意味のあることなのですが、今回は普通に使っても10年くらいはもちそうなので、本宅作り前に結果を知ることは難しそうです。
でも、早速夕立が振りました(^<^)
柿渋を塗ったところ(左)と塗っていないところ(右)
 
乾いている時の見た目は同じなのに歴然とした差でした!柿渋が朗らかに弾いてくれています。
それから、先日蜜蝋を塗ったテラコッタも♥しっかり水を弾いてくれて安心しました。

そして、背後から光を感じたので振り向くと、すぐ傍に2重の虹が架かっていました♬
人生で最も近い虹でした。

ちなみに、ハードウッドの見積もりは木材+送料で金額は30万円越。
桧を選んだ今回は4万円ちょっと+無料配達でした。(約16平米、10畳位の広さです)