塗料

9月いっぱいで一応仕事に区切りを付けた。
いつかはまた働かなくてはいけないだろうけど、今はお休み( ´◡͐`)
幸いにも、ぼうぼうに覆われていた草の下には春に植えたっきりの野菜がまだ実っていた。蒔いたことすら忘れていた四角豆は、私が手を貸さずとも草が支柱となり共生している。自然界はやはり素晴らしい。少し前に蒔いた種も無事に発芽し、間引き菜を食べれそうだ。

それにしても、さて何から始めよう。
することが多過ぎて、全部早急にしたい気がして、どれをやってても気分が落ち着かずやれない。
…来週、家を見にくる方がいらっしゃるから、随分と汚くなり気になっていた、露天風呂の外装から整えることにしよう!
さて。
まず、現状がこちら。杉バス板に柿渋を2度塗りの外壁。すっかり色褪せてしまいました。作ってからわずか1年の様子です。
 
そしてこちらは、自然な色をできるだけ残したくて塗ったはずの桐油。木は檜です。杉バス板に亜麻仁油を塗った内壁。共に真っ黒。これはカビなのか?はたまた汚れなのか?塗装し直すにしても、油を剥がすのが大変そう…o○ (´、ゝ`)
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ちなみにこちらは作り立ての様子。めっちゃ綺麗♡♡
こちらはウッドデッキ。檜の床板にベージュの弁柄を柿渋と亜麻仁油で練った物を塗布したと思います。作業場にしていたとはいえ、かなりの汚れよう。雨のかからない隅っこの方はまだ少し綺麗です。
 
これらをまた同じように同じ物で塗っても。。得に油だけを塗ったものが汚い!!
屋内の油仕上げは大丈夫のようですが、屋外にはもう油だけでは使いたくありません。
そこで、豊富な色も揃っているし、持ちも良いだろうから今回は市販の自然塗料を使ってみよう!と思いいろいろ調べてみると、大変ありがたい実験をされている方がいらっしゃいました。

10種の塗料、7種の樹種の耐候性を7年に渡って個人の方が実験されています。
その実験は今も続いており、細かい経過報告もあってかなり素晴らしい実験です。
その実験では、四年目で全ての塗装材から完璧に色が抜けていました。
私がいいなと思っていたAURO社の商品は1年目から黒カビ?のような現象が現れていました。この実験では、スーバーウッドステインと油性ウッドガード 外部用に軍配が上がっていました。どちらも自然塗装ではありませんが優れた塗装材だと思いました。そんな中興味深かったのが、1番に無塗装の板が上がったことです。
結局、何も塗らない板が一番綺麗だったのです。
何も塗らない板が綺麗だし、塗らなくても持つことも分かっていたけど、やっぱり色を付けたい。だけど、市販の塗料もそんなに持ちが良くないことがわかりました。

そしてまた、各社の塗装に対する”シミ”の付き具合を実験されているページがありました。内装用の自然派の塗装に対する実験です。これを見ると、オスモカラー(OSMO)フロアクリアー#3032という塗装が、全くシミを残さず、いいなと思いました。けれど、自然塗装で有名なオスモカラーは全くの自然塗装材ではありません。その辺りをどこで折り合いをつけるか、私としてはとても悩ましいところです。自然塗装材の中身について書いてあるページをいくつか見つけました。
http://www.ken-group.co.jp/help/faq/material.php (中ほど)
http://keimorostudioa.blog.fc2.com/blog-entry-145.html
http://www.yosinobu.jp/html/newpage.html?code=4

検討している塗料♫•*¨*•.¸¸♪☆°以下、上のリンク先から少々ピックアップさせていただいてます。

オスモ 【OSMO】(ドイツ)
屋外での耐久性には実績があるとの記述。
オスモの溶剤は、精製された「ホワイトミネラルスピリット」を使用しています。
ホワイトミネラルスピリットと称していますが、別名「流動パラフィン」(n-パラフィン)で、「ミネラルオイル」などの多くの名称で呼ばれているものです。

リボス 【LIVOS】(ドイツ)
汚れやすくハードな使用に耐えられないとの記述。
リボスは「イソアリファーテ」を溶剤として使っていますが、これは一般に「イソパラフィン」(n-パラフィン異性体)と呼ばれるものです。
イソパラフィンについて(下の方)の記事をみつけました。

アウロ 【AURO】
AUROはLIVOSにいた社員が独立して立ち上げた会社で、あくまで天然成分にこだわった製品であることが特徴です。原料が100%天然素材のものは、アウロだけです。
ライフサイクルアセスメントに基づき、廃棄してもそのまま堆肥にできる塗料で、原料栽培にも農薬や化学肥料を一切使用していません。また成分の内容を全て公開しています。
アウロは、柑橘系のシトラールや、ポルトガル松から蒸留した精油であるテレピン油等の植物由来の溶剤を使用しています。

プラネットカラー (ドイツ)
オスモと性能的な違いは実感出来ませんでした。との記述。
しかし、上のリンク先の調味料等によるシミの実験では他同様シミが残っています。
クライデツァイト社が日本向けに作った自然塗料 安全性、耐久性、低コストを兼ね備える
オスモに似た製品ですが、溶剤を含め100%天然をうたっている製品です。
主成分と溶剤の割合はオスモに比べ少々こちらの方が主成分が多いようです。

ワトコオイル (イギリス)
亜麻仁油をベースに無毒化した溶剤で作られたものです。かなりサラサラの液体で塗りやす手軽に扱える一方、主成分の亜麻仁油の含有率が低い(=溶剤が多い)のと、最近の健康志向で100%自然材料を使った新しい製品が多く開発されているため、後述する製品と同等の性能にするためには重ね塗りが必要で、古い製品という印象は拭えません。

ESHAエシャ (日本)

木塗水(きとすい)木塗油(きとゆ)デッキマスター (日本)

匠の塗油(日本)
シンナー、イソパラフィンなどの揮発性溶剤は一切使用していません。えごま油・植物油100%使用
匠の塗油には抗菌作用があり、大腸菌の繁殖を抑える効果があることが実験により証明されました。との表記。

キヌカ (日本)
http://quilfaitbon.blog105.fc2.com/blog-entry-454.html

いろいろ調べて、結果、
耐久性のある、オスモとプラネットカラーが気になっています。
それから、木塗水のシリーズ、匠の塗油、キヌカ。
オスモ VS  キヌカ
そして、やはり弁柄、柿渋、油、蜜蝋、松煙などの天然系。
今すぐの塗り直しには間に合いませんが、母屋に向けてこれらを検証していきたいと思います。
そのご報告はまた後日。