Ondol オンドル

今日はオンドルづくりWSに参加してきました。
オンドルとは、韓国の昔ながらの床暖房で、床下の入り口で薪を燃やし、その煙を床下に導くことによって、床を温める構造の床暖房です。
焚き口付近では煙の温度は800度にもなり、最後煙突から出る頃には数十度まで煙の温度が下がっています。少なくとも700度の熱が床下に設置された石の板に蓄熱されることになります。
それは、薪を燃やし、直後の真っ直ぐ上に延びた煙突から数百度の煙を出す薪ストーブより遥かに効率の良い暖房です。
その年の最初にオンドルを温めるときにはたくさんの薪がいりますが、一度温まってしまうと、毎日2〜3本燃せば十分。半袖で寝ても暑いのだとか。
しかしながら、オンドルは暖房というよりは健康のために設置するという考えのようです。『頭寒足熱』が一般的に健康に良いとされています。得に婦人は下半身を冷やすのは万病の元。オンドルは一度体験すると病みつきになってしまいます。
今回は韓国からオンドルのスペシャリストを招いてのWSでした。
オンドルをつくるためには、熱効率や煙道の配置の仕方などある程度のルールがあります。今日はご紹介出来ませんが、つくろうと思えば自分でもつくれなくはないです。
けど、かなり面倒臭い…
今回はシェアハウスでしたので、8畳の広さにオンドルを設置しましたが、普通は6畳の部屋に3畳や4畳半、2畳くらい。日本の床暖房のイメージと違って、主に就寝するときに使用します。
このオンドルは良いこと尽くめのかなりおすすめらしいので、是非我が家にも1つつくってみたいなぁと思うのです♬  以下↓ ざっくりとご紹介。

床下を掘り下げる80cmくらいがベスト。そして、部屋の外周部分をブロックやレンガを使って埋め、さらにモルタルで完全に密閉させる。

焚き口と煙道をつくる。

レンガやブロックは水で練った赤土で固定。
 
これは、別の物件の仕上げ。約2畳程。この上に好みで油紙やござ等を敷く。