新年

あけましておめでとうございます

最近、新年がしょっちゅう明けるような気がする。
かと言って、去年の正月がどんなだったか思い返すと遥か昔のことのような気分になる。
そもそも、お正月というのは空気がまるで違っていて、日常が急にどこかに行ってしまい、あれ、どうやってここに来たんだろう?って考えているうちに、またいつの間にか日常の中に戻されているような変な感覚がある。

今年のお正月は初日からいえづくり。
去年もその前ももしかしたらそうだったかもしれない、代わり映えのしないお正月。
だけど、今日からがらっと変わる国がある。オランダだ!!
月額18万。“タダ”でお金がもらえる国
オランダのユトレヒトという都市。
どんな暮らしのある街なんだろう。行ってみたいな。
それから、全国民に毎月11万円支給される予定のフィンランド。人々の暮らしがどう変わって行くのか興味深い。


みなさまの一年が健やかで幸多きものとなりますように。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

建築物とは

なんだかとっても大きな建築物を作ってしまって。
全然出来上がらずに、日々は流れて行くばかりですが。
それはそれで満足感も大きく完成も楽しみなのです。

それで、最近
良く思うんです。小さな自由な住処。
やっぱりそういうお部屋に暮らしたいなと。
それでいてとっても快適な空間に。

今の家が完成したらそういうのもう1こ建てちゃおうかな。
家は3回建ててわかるとは良く言ったものです。
3度目の今度は気持ちに余裕を持って最高のものをつくりたい。
今から少しずつイメージを膨らませていこうかな。
考えてるときが一番楽しいですからね♬


まずはそもそも建築物とはなんなのか。
今日はおさらいをしてみようかな。
建築基準法施行令を読み返し、もっと自由な家が出来ない物か考えてみよう。

第二条  この法律において次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
一  建築物 土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む。)、これに附属する門若しくは塀、観覧のための工作物又は地下若しくは高架の工作物内に設ける事務所、店舗、興行場、倉庫その他これらに類する施設(鉄道及び軌道の線路敷地内の運転保安に関する施設並びに跨線橋、プラットホームの上家、貯蔵槽その他これらに類する施設を除く。)をいい、建築設備を含むものとする。

→ 屋根をつけて土地に定着する工作物は建築物になる。

第3節 木 造
(適用の範囲)
第40条 この節の規定は、木造の建築物又は木造と組積造その他の構造とを併用する建築物の木造の構造部分に適用する。ただし、茶室、あずまやその他これらに類する建築物又は延べ面積が10平方メートル以内の物置、納屋その他これらに類する建築物については、適用しない。

→茶室、あずまやその他これらに類する建築物だと10平米以上でも適用しない。

(土台及び基礎)
第42条 構造耐力上主要な部分である柱で最下階の部分に使用するものの下部には、土台を設けなければならない。ただし、当該柱を基礎に緊結した場合又は平家建ての建築物で足固めを使用した場合(地盤が軟弱な区域として特定行政庁が国土交通大臣の定める基準に基づいて規則で指定する区域内においては、当該柱を基礎に緊結した場合に限る。)においては、この限りでない。
《改正》平12政211
《改正》平12政312
2 土台は、基礎に緊結しなければならない。ただし、前項ただし書の規定によって指定した区域外における平家建ての建築物で延べ面積が50平方メートル以内のものについては、この限りでない。

→ここで基礎を緊結しなかったとしても動かせなければ定着と見なされ建築物となるのでしょう。


10平米以下の建築物は自由に作って良いし、よって、確認申請もいらない。
ただし、10平米以下の建築物をその土地に初めて建てる(1棟目)場合は、申請が必要になる。
10平米以下の建築物を同じ土地に何棟も建てる場合もまた申請が必要になる。
その場合の申請は確認申請とは違って難しい物ではありません。
う〜ん。少しヒントになりそうだ。

パッシブだった格子□

計画してました格子をいざつけん!!と意気込んで朝から、奮闘していましたが、
いざつけてみると、ピッチが広過ぎてスカスカ。
イメージと全然ちがう…↓↓ こんなはずじゃなかった。
がっかり感が半端無くて。
急遽、@45ピッチに変更しての施工となりました。

光がなんじゃ。何がどうだこうだと言ってみましたが、結局は見た目を損ねてまでは出来ませんでした…。
夜の光の具合もいい感じ♡

格子に使ったのは、45mm角×4m杉グリーン材です。特に無節で注文した訳ではありませんが、
けっこう節の無い物が多かったので、選んで購入しました。
塗装はクリア塗装にしたくて、1年前に実験した結果を見ると、折角実験しましたがあまりもってるように見える自然塗装材が無くて、工務店の社長の言うことを聞いて、油性のクリア塗装二度塗り、たっぷり塗り込みました。
今日は2/3のところまでで材料が足りなくなったのでおしまいです。
また次回の休みに頑張りたいと思います。


パッシブな格子■

トイレも考え途中のまま、セパレート便器もとっくに注文して届いてるのにほったらかし。トイレ工事の番が来たらまた載せたいと思います。

今、母屋は外壁を貼り終え、建具を入れてる真っ最中です。
だけど、なんだか好みの外観にならなくて、窓の前に格子を付けようと考え中です。

それで、格子のピッチをどのくらいにしたら格好いいかな~って考えてたら、頭の良い友人がすごい計算式を送ってくれました!
それがパッシブな格子なのです。因みに格子は横格子です。


格子の計算をしてみたよ♪
いくらにすれば良いというわけではなくて、いくら以下にすると季節によって直射日光が部屋まで届かないという参考程度の数値だよ
イメージは下の図のような感じ。

まずは計算方法だけど、上の図に示すような感じの太陽光が届かない最大の格子のピッチを計算したよ。

式は、
格子のピッチ = 格子の高さ + 格子の幅 × tan(太陽の高さの角度)
だよ。

格子の幅 × tan(太陽の高さの角度) で格子が太陽光を遮ってしまう時の格子の隙間をだして、
格子の高さを足して格子のピッチを出してるよ。
ピッチを広げれば、太陽光は通ってくるし、ピッチを狭めれば太陽光は遮断される。その境界を計算で出したというわけ。

分かりやすいようにグラフにしたので、まずはグラフの見方から。

横軸が時間、縦軸が格子のピッチね。
下のグラフでは赤い曲線が夏至の日の太陽光を遮断してしまう格子のピッチの境界線ね。
緑は春分の日

例えば格子のピッチを150mmにした場合なんだけど、
格子のピッチ150mmのところに青の点線を引いてるの分かるかな?
この青の点線よりも上に曲線が出ると、その出っ張ったところの時間は太陽光が遮断されるの。
この青の点線と赤色の曲線の交点A、交点B、それぞれの時間は横軸の値を見れば分かるよ。

交点Aで 10時45分
交点Bで、14時00分

なので、夏至の日だと、赤色の曲線が青の点線を超えた時間帯

10時45分~14時までは日差しが遮断されるの。

逆に春分の日の緑の曲線だと山の一番高いところでも青の点線までの距離が20mm弱あるので、
一番日差しが強い時でも20mm弱の隙間から、光が差し込むという意味だよ。

ちょっと訂正
春分の日の緑の曲線だと山の一番高いところでも青の点線までの距離は40mm弱だね。
太陽が一番高い時でも、この隙間から日差しが差し込むよ。

下の図は春分の日から夏至までの春の
太陽光を遮ってしまう格子のピッチの境界の動きだよ。

格子のピッチ 150mmで見ると3月、4月は150mmのラインよりも曲線が下にあるので一日中格子の隙間から日差しが入って、
5月を過ぎると150mmラインを曲線が超えてる時間帯もあるのでこの時間帯は昼間日差しが入らないよ。

下の図は夏至から春分の日までの夏の
太陽光を遮ってしまう格子のピッチの境界の動きだよ。

格子のピッチ 150mmで見ると夏至、7月、8月は150mmのラインよりも曲線が上に出てくる時間帯があるのでこの時間帯は、太陽光が遮断されるよ。
9月を過ぎると150mmのラインよりも曲線が下に来るので、一日中日差しが格子の隙間から入ってくるよ

下の図は春分の日から12月初めまでの秋と12月初めから春分の日までの冬の
太陽光を遮ってしまう格子のピッチの境界の動きだよ。

150mmで見てみるとどの曲線も150mmのラインよりも下にあるので一日中日差しが部屋の中に差し込むよ。


とのことなんです(^-^) すごいでしょ☆
これはうちの地域のグラフなのですが、ネット上に太陽高度の各地域のデータなどあるようです!

このグラフからすると、130mmから150mmの間が良さそうですね。再来週施工するのでそれまでに考えたいと思います(^-^) 
 

アイムミニマリスト

こんばんは。

もうずっと長いこと更新を怠けておりましたが、建築費用も底をつき、仕事も始め、少し時間が出来たので、家づくりの工程などをぼちぼち載せていこうかなと思います。

それから、わたしの仮住まいが本に登場することに成りました。
日本で小さな暮らし方を実践している人たちを取材した本です。
どんな仕上がりになっているのか、わたしもまだ知らないのですが、良かったら手に取られて下さいませ。
11月27日発売です。

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そろそろトイレについて考える。


我が家に高校生が大工のインターンでやってきました。
どんな子達が来るのか?!
生意気な子達だったらやだなぁ〜ってドキドキしていたら、とっても良い子達で
男の子2人、女の子1人、その礼儀正しさに感動してしまいました。
私が手伝ってもらっているのに、一つ一つにお礼を言ってくれる。
きつい体勢で、「代わろうか?」と言っても「大丈夫です!」
雨に濡れるような所でも、「ちょっとくらい大丈夫です。やります。」
おやつの時間の片付けも何も言わないのに皆でささっとテーブルやグラスを片付けてくれる。
帰りの時間。そこまで打ったら終わりにしよっか(^-^)!と言ったら、「いや。せっかくだから全部やって帰りたいです。」と、2日間でエアシートと外胴縁ほとんど全てつけていってくれました。
作業中は男の子同士じゃれあったり、会話もまだまだとっても可愛いらしいのだけど、思いやりに溢れていて、人間として完璧にやられたなあ。。( ノД`)…

棟上げ後、筋交い、間柱、屋根、根太、床下地、敷居・鴨居、窓枠、エアシート(透湿防水シート)、外胴縁と、中には外注したものもあるけど進んで来、あともう少しで外装板を貼れる!
そうしたら、やっとのやっと、やっとで♡走り続けた日々にゆっくりとブレーキをかけることが出来るのだ!!(’v’)

それでちょっと今日はトイレのことでも考えてみようかと。
ネットサーフィンではあるものの、調べてみて(実際に見た訳ではありません)やっぱりこれがよさそうだなあって思うコンポストトイレはいつもこれ。
そしてこれに加え、便器を『尿』と『糞』に分けるセパレート便器にしたなら最強なんじゃないかと考えています。
そこで、↑この会社に電話をかけてみたのです。便器だけの販売はしていただけないでしょうかと。。
まあ駄目ですよね…そりゃそうだ。
スウェーデンなどではたくさんあるようなのに日本では探してみても簡易なもの以外今のところ全く見つけられない。
簡易だけど、この2と3の京都大学のトイレは興味深い。問い合わせてみようかな。

そして、セパレートした次の工程なのですが、セパレートされたものがそれぞれ各々の場所へ収まります。
『尿』は農業用タンクのようなコックのついたものに。それに微生物を投入し、後に畑へ返すような仕組みに。
『糞』は、なななななんと!大胆にもコンクリートミキサーに落ちるような仕組みにしようかと…(^0_0^)
使用後、大鋸屑などを振り掛け、スイッチON!! 便槽に置いてあるミキサーは常に電源を入れておき、トイレ内でオン/オフ出来るようにする。そうすれば、将来もしお店などにするときに、お客様に使用後ハンドルを回してもらうよりスムーズにいくように思う。
そもそも何故そんなことを思ったのかと言うと、手動の撹拌羽も造ってもらうとなると、コンクリートミキサーを買うのと同じくらいの値段する。それで、撹拌羽を探していたところコンクリートミキサーだと車輪もついていてそのまま畑へ運び出せ、更に取り出し口までついている!!♫•*¨*•.¸¸♪☆°
これで画期的ではないか!!と思った訳です。
しかし、何事もやってみないことには分からない。まずは1つ中古を購入して試してみよう!
そう思っているのですが、忙しくしてるとヤフオクで入札するまでは良いのだが、忘れてしまい、はたと気付いた時には高値更新されて終わっている。
で、それじゃなければもうひとつ考えているのがトラクターのロータリーのみを購入し、細工をして手動で撹拌するとうやり方。
ただし、こちらの場合はうちは2階にトイレがあり便槽は1階なので、使用後すぐに撹拌するわけではない。日に何回か1階に下りて、便槽の外からハンドルを回すようになるのが考えられる現実的な方法に成る。

それから、次は便槽について。
便槽は法律で防水モルタル等で漏水しないようにし、匂いがもれないようにしなければならないと決まっている。なので便槽はそういう風に造らなければならない。そこへ私は通常の無臭トイレのように臭気管を設置しようかなって考えています。
それから、醗酵を促す為に便槽の位置をオンドル予定場所の隣にしました。
便槽を2層にし、外側にオンドルからの煙を回せたらいいな。管で繋いでダンパーをつけ、たまに煙を送るといいんじゃないか?と考えたわけです。
しかし、この案はオンドルの子に却下されてしまいました。
理想と現実は必ずしも一致しない。煙はそんなに思い描いたように動いてはくれず、ダンパーじゃ隙間からどんどん煙がこぼれて部屋が煙だらけになるよ。ということらしいのです。
それならばと、昔ながらの案を。
今もアジアでは見られる、部屋の下で家畜を飼う。という方法。
便槽の下は地下なので。便槽の上で鶏を飼ってみるのはどうかな?なんて考えています。
そして、畑に運び出したコンポストは透明波板の円柱に黒い蓋の容器に入れ太陽熱で更に熟成させてから返そうと思っています。

今の適当コンポストトイレでもそんなに酷くないのですが、やはり運搬。土に還すという工程が一番大変だなあって思います。それがスムーズに行くように今回は得に気を遣って考えたいと思っています。
そういう意味でも大と小を分けるというのはとても意味のあることのように思う訳です。
そこにポイントを置いたならこういうトイレも考えられるんだなあっていうトイレ
このページを見てから、このトイレが気になって気になって仕方がなかったのです。
するとどうでしょう!このトイレすぐ近くじゃないですか〜〜!
尋ねさせて頂きました。メンテナンスほぼフリー。コンポストトイレなんてわざわざ大鋸屑などで嵩ましして、ゴミ増やしてるやん。こっちがいいって!と見せてくれました。
因に、リンク先の絵は間違っていて、ステンレスで仕切られてポンプが設置されていますが、ポンプの位置は逆です。
ステンレスは何の為にあるかと言うと、固形物と液体を分けるためにあるのだそうです。要するに浄化槽と同じような仕組みです。
微生物は自然界に普通にあるものだからとくに必要ないのだそうですが、最初だけ愛媛AIを投入されたそうです。
で、金魚のぶくぶくを使ってあるように書かれていますが、金魚のじゃ弱いから浄化槽のブロアを中古で買った方が良いとおっしゃられていました。
だけど、このトイレではなく、やっぱりコンポストトイレにしようと思ったのは、やはりそれなりに匂いを感じたからです。そして、たまにステンレスの板との隙間に固形物が詰まるから、ぼっとんの所から差し金のような薄い金属のようなものを突っ込み、つまりをとらないといけないというのが私にはどうも…日常的に出来ないと思ってしまいました。

もうひとつ、循環できる、前から憧れているバイオガストイレ
こんなトイレいいなって思うのですが、レベルが高そうでまだ手が出ないでいます。

そんなこんなでもうひとつぱっと纏まり切らないコンポストトイレ案ですが、セパレート便器や便槽のなにか良い案はないものでしょうか?


他、参考URL
http://awa--retreat.blogspot.jp/2010/10/blog-post_16.html
http://www.daiobio.co.jp/i-ecosanmaster-p26.html
http://www.daiobio.co.jp/newc201103.pdf
http://www.yamatoilet.jp/mtclean/8th_siryou8.pdf
http://www.takizawa-mie.jp/works/cat28/post_144.html

棟上げ□△

御陰様で雨にも降られず、無事に棟が上がりました。
慌ただしく黙々と刻み続けた日々。
幼いころ想い描いた家を造っている実感も、全く沸かないなぁ。。なんて思っていましたが、建て始めて立体になり始めたとき、じわじわと感動が押し寄せてきました。
建ててる間中楽しくて楽しくてしょうがなかったです。
やっと楽しかった♥(。→ ‿ฺ ←。)♥
大工さんの巧みな技。私の穴の開け忘れ等の為損じにも、立っているだけでも怖い梁の上で丸ノコ1つでささっとつくりあげてしまいます。
もう数少なくなった本物の大工さん。こういう家を建てるのは組み行く順番も難しく大工さんの経験技術無しでは成らないもの。皆の息のあった動き。にこにこげらげら笑いながらどんどんスムーズに建てて行く。本当にかっこいい!!
プロの大工さんでも棟が上がらないことは良くあることだと聞いていて、すごくびびっていましたが、大工さんのお陰で大きな問題も無く、1日で立ち上がりました。温かい人ばかり。感謝です。
やっぱり皆で働くのは楽しいな。
私が働かせてもらっていた工務店は未だ一度もプレカットに出したことは無く、昔ながらの随所に技の光る切込み。
例えば木材が年月を経て乾燥してきたとしても栓が効くように柱と中を貫く槍出しの穴を前もって2mmずらし、きつくしてあったり、蟻掛けも下に行く程3mm絞ってあって蟻が効くような仕組みになっている。
私が普通に墨付けをしているのを見て、「そんなんじゃ、プレカットに出したのといっちょん変わらんじゃんね。せっかく自分でやるんだったらそういう風にやらんと何の意味もないじゃろ。きつかばっかりでプレカットに出した方がましになってしまうばい。」と教えてくれました。
大工さんの刻む家はプレカットに比べて驚く程高い値段を請求してくるところも多いですが、私の働いていた工務店は普通の値段でやります。土壁の家もつくります。
こういう工務店に家づくりをお願いしたいときは、大工育成塾に加盟している工務店を探すといいかもしれません。