パッシブな格子■

トイレも考え途中のまま、セパレート便器もとっくに注文して届いてるのにほったらかし。トイレ工事の番が来たらまた載せたいと思います。

今、母屋は外壁を貼り終え、建具を入れてる真っ最中です。
だけど、なんだか好みの外観にならなくて、窓の前に格子を付けようと考え中です。

それで、格子のピッチをどのくらいにしたら格好いいかな~って考えてたら、頭の良い友人がすごい計算式を送ってくれました!
それがパッシブな格子なのです。因みに格子は横格子です。


格子の計算をしてみたよ♪
いくらにすれば良いというわけではなくて、いくら以下にすると季節によって直射日光が部屋まで届かないという参考程度の数値だよ
イメージは下の図のような感じ。

まずは計算方法だけど、上の図に示すような感じの太陽光が届かない最大の格子のピッチを計算したよ。

式は、
格子のピッチ = 格子の高さ + 格子の幅 × tan(太陽の高さの角度)
だよ。

格子の幅 × tan(太陽の高さの角度) で格子が太陽光を遮ってしまう時の格子の隙間をだして、
格子の高さを足して格子のピッチを出してるよ。
ピッチを広げれば、太陽光は通ってくるし、ピッチを狭めれば太陽光は遮断される。その境界を計算で出したというわけ。

分かりやすいようにグラフにしたので、まずはグラフの見方から。

横軸が時間、縦軸が格子のピッチね。
下のグラフでは赤い曲線が夏至の日の太陽光を遮断してしまう格子のピッチの境界線ね。
緑は春分の日

例えば格子のピッチを150mmにした場合なんだけど、
格子のピッチ150mmのところに青の点線を引いてるの分かるかな?
この青の点線よりも上に曲線が出ると、その出っ張ったところの時間は太陽光が遮断されるの。
この青の点線と赤色の曲線の交点A、交点B、それぞれの時間は横軸の値を見れば分かるよ。

交点Aで 10時45分
交点Bで、14時00分

なので、夏至の日だと、赤色の曲線が青の点線を超えた時間帯

10時45分~14時までは日差しが遮断されるの。

逆に春分の日の緑の曲線だと山の一番高いところでも青の点線までの距離が20mm弱あるので、
一番日差しが強い時でも20mm弱の隙間から、光が差し込むという意味だよ。

ちょっと訂正
春分の日の緑の曲線だと山の一番高いところでも青の点線までの距離は40mm弱だね。
太陽が一番高い時でも、この隙間から日差しが差し込むよ。

下の図は春分の日から夏至までの春の
太陽光を遮ってしまう格子のピッチの境界の動きだよ。

格子のピッチ 150mmで見ると3月、4月は150mmのラインよりも曲線が下にあるので一日中格子の隙間から日差しが入って、
5月を過ぎると150mmラインを曲線が超えてる時間帯もあるのでこの時間帯は昼間日差しが入らないよ。

下の図は夏至から春分の日までの夏の
太陽光を遮ってしまう格子のピッチの境界の動きだよ。

格子のピッチ 150mmで見ると夏至、7月、8月は150mmのラインよりも曲線が上に出てくる時間帯があるのでこの時間帯は、太陽光が遮断されるよ。
9月を過ぎると150mmのラインよりも曲線が下に来るので、一日中日差しが格子の隙間から入ってくるよ

下の図は春分の日から12月初めまでの秋と12月初めから春分の日までの冬の
太陽光を遮ってしまう格子のピッチの境界の動きだよ。

150mmで見てみるとどの曲線も150mmのラインよりも下にあるので一日中日差しが部屋の中に差し込むよ。


とのことなんです(^-^) すごいでしょ☆
これはうちの地域のグラフなのですが、ネット上に太陽高度の各地域のデータなどあるようです!

このグラフからすると、130mmから150mmの間が良さそうですね。再来週施工するのでそれまでに考えたいと思います(^-^)