Straw Bale □

一昨日泊まりにきた友人と想いつきで、天草〜阿蘇 一泊旅行に出かけた☆
もともと阿蘇にはベイルを見に行く予定ではあったが、せっかくなので友人もお誘いしましたら、天草に素敵な人が宿を開いたので是非行ってみよう!ということになり、一日目は天草へ!!到着したのは日が落ちてから、翌朝も早々に出発したのにも関わらず、こちらのご主人とお話していると天草の魅力がかなり伝わって来てなんだかすごく天草を満喫してしまいました。それにしてももう少しゆっくり滞在したかったなあ。
こちらのお宿は「民宿 錦戸」錦戸さんという若いお兄さんがなんと一人で切り盛りしています。彼は写真家なのですが、宿をやるために東京から帰郷し、写真のお仕事もこなされながらの切り盛りです。農家民宿なのですが、大工のお父様が4年前から農業を始め、そこで採れた野菜やきのこを使って彼が料理します。その美味しいこと!!びっくりしました。内装もお父様と二人でされたそうです。素晴らしい自給っぷり♬農業体験も出来るそうで、また行〜こう(o・・o)/~
そして、朝 阿蘇へ向かいました。道中、天草の海はソーダ水のように美しく、田舎の風景にほっこり。
それから、しばし街中を通り抜け、大きな大きな阿蘇へ。なんて広大なのだろう。いつ来ても心がすぅ〜っとする。素晴らしい☆☆☆
一緒に来た友人が、初めての阿蘇に車の窓を開け、げらげら笑っていた。凄すぎて思わず笑ってしまう程だったらしい。

そんな阿蘇に来た今回の目的は、現在建築中の作業小屋の壁に使うストローベイルの実物見学。
ストローベイルというのは藁のかたまりといったような意味なのですが、これを使って建てた家をストローベイルハウスといいます。
日本では在来工法や2×4などで作った構造体の中に断熱材として入れることで、また土を10cm厚以上で塗ることで耐火構造とし、建築確認をクリアすることができます。そして、この壁にするメリットは壁が呼吸すること、厚みが50cm程ありますので、かなりの防音性と断熱性があり、簡単に自然に還るということが挙げられます。夏はとても涼しく、冬は暖かいそうです。そして、独特のフォルムが可愛い♥
 
 ↓ こちらは小さなストローベイルハウスの作り方から、立派なお宅までいろいろ紹介されています。

 ↓ こちらはいろんなストローベイルハウスが見れます。(最後の方はEarth Bag Houseです。袋の中身は土です)

そんな家つくってみたい!!と早4年。漸くここにたどり着きました。
果たして、この家が温暖湿潤気候の日本に合うのだろうか??今回、小屋で試してみたいと思います。
ですが、この小屋を作る際、教えていただいていた藁のサイズは40×60×30。このサイズに合わせて小屋を作ったのに、見学した藁は50×85×40に変わっていた。高さや長さはどうにかなるものの、家に帰ってきて測ってみても土台から10cm飛び出るのはどうも厳しい。小さくも作れるらしいのだがどうしたものか。早くしないともう刈入れどきが過ぎてしまう(;´Д`)
こちらのベイルは阿蘇の環境を守るため、阿蘇のススキや笹を刈り取って作ってあります。日本ではたくさんお米が取れますが、無農薬のお米はわずかです。そして、無農薬で作るような農家さんは藁を田に還すのでなかなか手に入りません。九州バイオマスフォーラムさんではベイルを1つ500円で販売してくれます。これは私の目にしたベイルの価格としては格安なのです。
藁の準備が出来、土の準備が出来た数ヶ月後、小さな小屋ではありますが、ストローベイルハウスのワークショップをしてみようかな。なんて考えています。藁を積んで泥を塗り、漆喰で仕上げる。程度ではございますが、もしご興味のある方は是非是非ご参加くださいませ。詳細は見通しが着いた頃また載せたいと思います。