棟上げ

2012年02月11日(祝) 

今日は建築吉日(たつ)という『開店、移転、柱立て、棟上げ、新規事の開始など、すべてに大吉』という日らしいのだ。
昨晩は布団の中で何度も何度も今日の段取りをイメージし、前日の楽しみを満喫。
今朝も心がウキウキ♥憂かれてしまって空が明るくなると同時に敷地をウロウロと。
休日の朝からトンカンやっていいわけがないので9時を待つ。その長いことといったら。遠足前の小学生のような私でした。
9時になり、棟上げ前に塩と酒を建築物の角に時計回りで撒いていき、お日様に向かって工事の無事と建物の無事を祈りました。
本日は、先週のうちに友人に手伝ってもらって柱だけ収めておいたところへ桁や梁をのせていく工程です。
昨日がちょうど、学校の授業で建てている模擬家屋の棟上げでしたので、垣間見れた作業手順を真似て、まず桁から。けれど、学校の乾燥材と違ってグリーン材という生木を買ったものだから、何しろ重くて┗(;´Д`)┛ 足場なんてものもないので、小さな脚立と大きな脚立とプレハブの屋根の上にのぼっての作業。頭と身体をフル稼働させながら、すんなり落ちてくれない桁に手古摺ったりして1本1本落とし込んでいきました。
それから、下げ振りで柱の立ちを見、荷締めベルトを使って、ぐいぐいまっすぐに戻していきます。そして、仮筋交いで柱の位置を固定し、補助金物で決めていきました。
そして用意した全ての土台、柱、桁、梁、振れ止めが収まるところに収まってくれました。その1本1本の嬉しかったこと。
小屋作りの設計から今日まで楽しいというよりは苦しかったけれど、今日、初めて楽しかったです。
基礎作りから小屋組みまで初めてづくし、わからないことづくしで、道中たくさんミスもあり、どうなることかどこかで少々心配していたのかもしれません。そして早く作らないとという焦りがさらに追い打ちをかけていましたが、今日、すごく力が抜けました。ここ10年くらいの力の入りまくった生き方に終止符が打たれたような気がします。本宅を造ったわけでもないのに、作業小屋の棟上げは想像もしない安堵感を与えてくれました。
頭で思い描いたものが、形になるのって素晴らしい☆
You make my day☆☆
あすは友人と屋根をつくる予定です。(^^♪

 
 
 
この作業小屋を造るにあたって使った、継手・仕口は
土台仕口 蟻掛け。 
土台継手 腰掛け目違い鎌継ぎ。
梁・桁の仕口 蟻掛け。ほぞ+こみ栓 ダボ栓 長ほぞ。
梁・桁の継手 追っかけ大栓継ぎ 腰掛け目違い鎌継ぎ。
振れ止め 大入れ蟻掛け。
です。
今夜は星がとっても綺麗だなあ♡o(。◕ฺ‿ฺ◕ฺ。)o♡