仕上げ漆喰塗りとてっぺん集落

♡いよいよ♡
今日は仕上げ漆喰塗りの日。日々あまりに慌ただし過ぎて荒壁塗り後、小さな隙間の時間を見つけては進めている壁塗り。何だかとても抜かりがありそうだ。
今日はまず、中塗りの土壁が大幅に水を引くと想像されるので、シーラーの代わりに、プレハブに漆喰を塗ったときの如く、こんにゃく糊で水引を押さえよう!との計画。のはずでしたが、ネットでこんにゃく粉を購入するもカード決済がうまくいかず、そうこうしているうちにお届け日が間に合わなくなってしまいキャンセル。しかし、こんにゃく粉は一般のお店でさがしてもなかなか見当たらないのです。断念して水を多めにして塗ることに。
仕上げの漆喰を塗る前に砂漆喰を塗ります。これは漆喰と砂を1:1から1:1.5くらいの割合で混ぜたものです。これを塗らずに直接漆喰を塗るととても塗りにくいのだとか。ちなみに、直接塗ってみましたが、よくわかりませんでした。それどころか、手で塗った方が早く塗れるので手で塗り、その後コテで押さえなかったのでぼこぼこと突起した砂が、その後の仕上げ漆喰塗りを余計に邪魔してうまいこといきません。
 
次の日は少し学習し、ボコボコの砂漆喰をコテで少しずつ削り、平にしながら塗りました。そうすることでだいぶましな仕上がりに。この仕上げの漆喰には防水の為、20キロにつき360cc程の桐油を混ぜました。ストローベイルハウスはアールが多くコテで塗るにはたくさんの筋がついてしまいます。それをたいらにしようとゴム手で水をつけながら磨くこと3時間。漸く完成いたしました!!

中は女子二人組の作品。コテ仕上げはつるつる♬

 

 
そして、こちらは近くの乗馬やさん。ランチに来たこのお店もオーナーと大工さんによる手作りハウスです。こちらのお宅にもプレハブがあり、大家族暮らしのようです。新しくポニーが仲間入りしていました。その可愛さに一目惚れ。また会いにいこう♬♬

ところで、私の入れてもらっている集落には山の上と下があって、私は山の上の住民です。山の上には5軒の家があります。みんな移住組です。実はなんと、私も入れてその5軒中3軒がセルフビルドなのです。偶然にも。私よりも3年ほど早く建て始めた方は現役の大工さんで、これは本当に本物のご立派な家を建築中でござます。そして、最近やまの中に一人の陶芸家が越してきました。どんな人かな〜って何度か遊びに行くもいつもお留守で、今日はお手伝いに来てくれた建築関係の女の子たちを引き連れて遊びにいってみました。すると、いらっしゃるではありませんか。
 


大きなお宅は、すべての壁がフォークリフトのパレットで出来ていて、その間にビニールが挟まれています。屋根は頑丈な折板。保育園が解体していたのでもらってきたとのお話でした。それで、ここまでの総建築費は30万円かかっていないのだと。素晴らしいです。ちなみに基礎は建築物にならないよう丸太にのせてありました。
みなさんいろいろな伝があるものだなあと関心していましたが、待てよ!私は忘れていました。今、お仕事で関わらせていただいているプロジェクト。保育園の建て替えではありませんか。何で気づかなかったんだろう。。4月から解体なのです。宝の山を見逃すところでした。
何はともあれ、てっぺん集落が面白くなりそうです(’v’)