銀世界

一度、銀世界というものが見てみたかった。小さい頃に読んでもらった絵本の中の銀世界。何度も想像してみたし、ずっと見てみたいと思っていた。だけど、今日じゃなくて良かったのに。見たいなって思っていたけど、それはどこかに見に行くもんだと思っていた。
ドアを開ける前までは。
「なにこれ〜〜〜〜。」

今日は車の修理の日。福岡まで行かなきゃいけないっていうのに、今の今まで雪が降っていることさえ知らなかった。どうしよう。雪道なんて走ったことないし、タイヤは普通タイヤ。でも行かなければ。今日しかないのだ。うちは山のてっぺん。ギアを2速に入れそうっと下りていった。少し大きな道に出たけど、程なくして車の流れが止まった。30分くらい待って動いた先には追突車が。そして3分程してまた。また追突車だ。めったに雪が降らない地域で雪が降ると毎年大混乱。いつもは麓まで15分くらいで行くのに今日は1時間半もかかってようやく麓まで降ってきた。反対車線では先頭の車が上りきれないらしく長い渋滞ができている。すれ違いざまにJAFやパトカー、覆面パトカーもいて現場に駆けつけれないでいる。
長い車間距離をとって無事に福岡まで辿りついた。福岡は嘘みたいな快晴。びっくりしたあ。

そして夜☆お友達を誘って『しあわせのパン』を観にいった。
北海道の田舎のカフェのお話。とても穏やかなのにすごく大きな愛に包まれたお話。すっかり物語の中に引き込まれていつまでもぼおっと浸っていたかった。 また好きな映画がひとつ増えた寒い寒い今日でした。